伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)が、左目を洗ったとき、天照大神(あまてらすおおみかみ)が産まれました。
高天原(たかまがはら)を治め、昼をつかさどる大神(あまてらすおおみかみ)は、太陽にたとえられています。次に右目を洗い、月読尊(つきよみのみこと)が産まれました。
夜をつかさどる神である月読尊(つきよみのみこと)は、月にたとえられています。
安産祈願や病気平癒、航海安全、大漁祈願、五穀豊穣、商売繁盛など、暦や潮の干満など月にまつわる全ての行いを司る神様である月読尊(つきよみのみこと)は、この地上を月の光でまんべんなく照らし、守ってくれています。
全国各地の月讀神社の元宮は、壱岐の月讀神社!
各地に月讀神社の分霊が始まったのは、
阿閉臣事代が朝鮮に遣わされる途中、壱岐で月讀尊の神託がありました。
これを天皇に奏上し、顕宗天皇3年、487年京都に神領を賜って、壱岐の県主(あがたぬし)の先祖である忍見宿祢(おしみのすくね)によって分霊しました。
全国にある月読神社は、京都府の松尾大社の横の月読神社。
三重県の伊勢神宮の内宮の月読神社と外宮にある月夜見神社。
壱岐の島の月読神社があります。
これらの神社の元宮は、すべて壱岐の月讀神社になります。
壱岐の月讀神社は、芦辺町国分東に位置し、うっそうと茂るの森の中に神秘的なオーラをかもしだしています。
鳥居をくぐってから、急な階段を上った先には、小さな社があります。
安産祈願や病気平癒、航海安全、大漁祈願、五穀豊穣、商売繁盛など、暦や潮の干満など月にまつわる全ての行いを司る神様が祀ってあります。
社殿の横を覗いてみると、立て札があり、参拝の方法が書いてあります。
立て札に書いてある祝詞(清めたまえ、払いたまえ・・・)をつぶやきながら、立て札の付近を右にまわったり、左にまわったりしながら、立て札に書いてある通りに祈願したら、最後に社殿後方にある小さな赤い鳥居を参拝します。
赤い小さな鳥居は、階段から登ってきた人には、分かりにくいです。
階段を登らず、社殿の横から入る道もありますので、是非、この神社に立ちよって下さい。